モートン病に罹患(りかん)すると痛みで正しい歩き方ができなくなります。つまり「モートン病のための歩き方」というのはなく、モートン病と診断されたら正しい歩き方で無理のない自然な歩行ができるように一日でも早い治療(※1)をはじめることがなによりです。
治療と言っても最初にはじめることは、正しい歩き方を知ることです。
(※1)この治療はモートン病の保存療法といい足底挿板等(インソール)で患部の負荷を減らす療法です。保存療法についての記事はこちら → モートン病 保存療法 》
正しい歩き方の準備 | 自分の歩き方を知る
人それぞれに歩き方の癖があります。自分の癖を知るのに一番わかりやすい目安は靴底の減ってる箇所を見ることです。
歩き方の癖は大きく分けてふたつ。靴底の外側が減りやすいO脚タイプ(外股)、内側が減りやすいX脚タイプ(内股)。


理想的な正しい歩き方は足を着地する順番が、①踵の真ん中 → ②小指の付け根(小指球) → ③親指の付け根(拇指球)です。


とは言っても、いまさらこんなことを意識しながら歩くなんてできないと思います。かと言って歩き癖の強いまま放置した生活を続けると徐々にヒザや足首を痛めてしまう可能性が高まるので、自分にあうインソールの使用で早めの対応をしましょう。
O脚・X脚、それぞれにあったインソール
自分はO脚かX脚どちらの歩き癖なのか、前述を参考にしてください。
日本人の足の形状に合わせて研究開発されたO脚・X脚インソール 》

モートン病に対応したインソールの記事はこちら → モートン病 インソール
PS
モートン病の痛みを少しだけ緩和する歩き方がひとつだけあります。幅広の靴、スニーカーなどを履いてできるだけ足の指を広げて歩いてみてください。第3趾(中指)と第4趾(薬指)の間にある神経腫(神経のコブ)の圧迫が緩和されるため痛みも和らぎます。ただしこれは痛くて歩けなくなってしまったときの緊急対処法。足の指を開いて歩き続けると変な歩き方になってしまうからご注意ください。
モートン病についての記事 》 モートン病 とは
モートン病の治し方についての記事 》 モートン病の治し方
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