日々、顔のスキンケアはするのにどうして頭皮のケアはあまり意識しないのでしょうか。
毎日、鏡を見るたび自分の顔色、肌のコンディション、目つきなど無意識にチェックしてると思います。
もちろん髪型もそれに負けず劣らずチェックしてるはず。
とくに抜け毛・薄毛が気になってきた頃には、鏡に写ってる自分のおでこの生え際あたりをでじっと見つめていたり。

でも、頭頂部は鏡で見ずらいので、どんな状態なのかもわからないまま日々見過ごしてしまってるのが現状です。
頭皮用ローションのご紹介の前に、あまり知られていない頭皮の実情と実態について少しお付き合いください。
頭皮は全身の皮膚の中で一番薄い。だから乾燥しやすく血行不良に。

頭皮はとても薄いため とても乾燥しやすく、なんのケアもしないと血行不良も起こしやすいです。
カラダのなかで筋肉のある部位は 日常生活の中でも無意識に動かしているため血液は絶えず循環していますが、全身のなかで唯一頭頂部だけは筋肉がないことも血行不良の大きな要因です。
湿潤で血行が良ければカラダは健康ですが その逆は不健康に直結するので、頭皮の保湿と血行促進をもっと意識すれば 薄毛対策にかなり有効です。

毛乳頭にしっかり血液が流れているかどうかによって、髪の寿命(ヘアサイクルが短くなる)が決定づけられます。

頭部の筋肉構造
ヒトの頭部は大きく3つの筋肉があり、それぞれの役割を持って動いてます。
ここでは、表情筋などの話しは割愛します。
前頭筋 働き | 表情筋の親分
いわゆるおでこに当たる前頭筋は 眉を上げたり眉間を寄せたり。いわば表情筋の役割ですね。
ただ普段から無表情で前頭筋をあまり使ってない人は 筋力が落ちてくると顔全体の皮膚が下がってしまい、老け顔になりやすいので、ある程度使っておいたほうがいいと思います。

側頭筋 働き | 食べる司令塔
この3つの中で食べるために一番重要な役割を持つのが 側頭筋。それは 咀嚼(そしゃく)。
咀嚼という運動は 咀嚼筋や咬筋(こうきん)などが連動しながら働くのですが、こめかみに当たる側頭筋は 下顎を持ち上げ、咀嚼の第一歩をはじめる大切な役割を担ってます。
今度食事をするとき、こめかみへ手を当ててみて、側頭筋の動きを指先で感じてみてください。
後頭筋 働き | 眼の子分~薄毛の張本人
後頭部に当たる後頭筋の状態いかんで、頭痛、首・肩こり、薄毛に影響を及ぼす、いわば薄毛と一番関係のある筋肉です。
後頭筋が凝る原因のひとつに眼精疲労や視力の低下があります。
眼の健康は後頭筋に直結するので、「最近眼の調子がちょっと…」という方は まず眼科で検診を受ける事をおすすめします。
「眼→後頭筋→薄毛」の因果関係で行くと、
①眼精疲労
↓
②後頭筋が緊張
↓
③後頭筋の血行不良
↓
④頭痛、首・肩こり
↓
⑤頭全体が凝る
↓
⑥頭全体の頭皮の血行不良
↓
⑦毛根まで血液が行き渡らない
↓
⑧薄毛
といった具合です。
うなだれた姿勢で長時間スマホを見るのは 一番よくないですね。

帽状腱膜 働き(ぼうじょうけんまく) | 文字どおり、頭蓋骨の帽子
帽状腱膜は筋肉ではありません。繊維状の膜で前頭筋・側頭筋・後頭筋をつないでるのが帽状腱膜です。
この膜がピタッと頭蓋骨を覆っているだけゆえに、血流が滞りやすく老廃物も溜まりやすくなっています。
だから毎日の洗髪のやり方次第で、薄毛になりやすい人と そうでない人に別れます。
なので、洗髪の際は 3つの筋肉から帽状腱膜に向かって頭皮をマッサージしながら髪を洗う習慣をつけてください。
薄毛対策 まとめ
薄毛になりはじめた方、薄毛になってしまった方も 今日から頭皮を意識した薄毛対策をスタートすれば、薄毛の進行を遅らせ育毛促進へシフトすることが可能です。
そもそも半分以上が水分で構成されてるヒトのカラダは 乾燥するとすぐに健康を損ないますし、血行不良も然り。
ましてや血液が行き渡りにくい頭皮は尚更です。
薄毛対策の第一は 「頭皮の保湿と血行促進」。これをしなければ何もはじまりません。
洗髪方法を改善するだけでも 薄毛対策の大きな一歩になりますが、さらに頭皮保湿と髪の栄養補給を加えることで、育毛力をアップさせる。
これが 頭皮用ローションの役割です。